ベータコングリシニンが中性脂肪を狙い撃ち

ベータコングリシニンが中性脂肪を狙い撃ち

大豆タンパクの約2割を占め、中性脂肪値を下げる働きをもつタンパクがベータコングリシニンです。

ベータコングリシニンには以下のような3つの働きがあります。

 

  • 食物由来の脂肪の排出を促す
  • 肝臓での脂肪の合成を抑える
  • 肝臓での代謝を促進し、脂肪を燃やす
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    大豆をたくさん食べることで中性脂肪値が下がり、ダイエットに貢献することは以前から知られていましたが、さらに大豆の何が中性脂肪を下げるのかという研究が進んでいました。

     

     

    大豆に含まれる主要な大豆タンパクのうち、ベータコングリシニンが血中中性脂肪値を下げるということを発見したのは、不二精油と、鬼頭誠・京大名誉教授らの産学協同研究です。
    不二精油は、長年にわたり、大学や研究機関と協力して、大豆の栄養研究に力を注いできた会社です。

     

     

    不二精油は、この研究を元に、血中中性脂肪を低下させる作用をもつベータコングリシニンを含み、中性脂肪が気になる人のためのトクホ食品「リポスルー」を開発、グループ会社のソヤファームが販売しています。(通販のみの販売です)

     

     

    「リポスルー」を成人男女138人に試したところ、1デシベル中の血中中性脂肪が、4週間後に約28ミリグラム、12週間後に約32ミリグラム、摂取前に比べて低下したそうです。この調査での「リポスルー」の摂取は、毎日8粒(1日分)。

     

     

    「リポスルー」は1日分8粒中に、ベータコングリシニンを4.6g含んでいます。
    4.6gのベータコングリシニンを豆乳で摂取しようとすると、なんと800mlも飲まなければならないのだとか。
    簡単に精度の高いベータコングリシニンを摂取できる食品は、ありがたいですね。
    「つい食べ過ぎてしまう」「忙しくて運動する時間がない」という人は試す価値ありかも。

     

     

    ベータコングリシニンを含むトクホ(特定保健用食品)には、このほかに、小林製薬の「チピュア」があります。

     

     


 


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