ポリアミン 生活習慣病の予防・改善やアンチエイジングに

ポリアミン 生活習慣病の予防・改善やアンチエイジングに

最近の医療では、ガンや生活習慣病や老化は、慢性炎症が原因とみられています。
痛み等の自覚症状がある急性炎症(わたし達が通常「炎症」と呼ぶもの)と違い、気づかないうちに悪化してしまいます。
内臓脂肪も慢性炎症を起こし、それが、メタボリックシンドロームとなるのです。

 

慢性炎症は、酸化物を撒き散らします。従来は抗酸化物で撒かれた酸化物を中和してきましたが、その元凶となる慢性炎症を抑えることができれば、より効率的な改善が望めます。
その働きを持つ物質として注目されているのが、ポリアミンなんです。

ポリアミンは、1678年にオランダのアントニー・レーウェンフック博士が発見しました。
母乳に多く含まれており、赤ちゃんの時には体内で多く合成されますが、20歳をすぎると急激に合成能力が低下してしまいます。
そのため、体内のポリアミンを増やすには、食べ物から摂取する必要があります。

 

(代表的なポリアミン:スペルミン、スペルミジン、プトレスシン)

 

 

ポリアミンを多く含む食べ物は、
鶏レバー、豆類、キノコ類、貝類(特に肝)、ブロッコリー、とうもろこしなどです。
発酵によりさらに増えるので、大豆の発酵食品である、納豆やテンペなどがお勧めです。
納豆を8週間食べ続けることで、血中ポリアミン濃度が上昇することが確認されています。

 

 

ヨーグルトを食べ続けることでポリアミンが増えたというデータがありますが、ヨーグルト自体にはあまり含まれていません。
腸の善玉菌がポリアミンを増やすので、腸内環境を整えることもポリアミンを増やすのに有効です。

 

 

ポリアミンを増やして、生活習慣病を予防し、元気で長生きしましょう。

 

 

ポリアミンをサプリメントとして体内に補えるようにした「ソイポリア」(大豆を加工し精製した素材)が2009年、アンチエイジング健康食品素材として製品化されています。

 

 


 


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