母乳で育った子供は粉ミルクで育った子供よりも肥満リスクが低い - 岡山大

母乳で育った子供は粉ミルクで育った子供よりも肥満リスクが低い - 岡山大

岡山大学は9月25日、乳児期の授乳とその後の子供の肥満との関連を検討し、生まれてから母乳で育った子供のほうが、粉ミルクだけで育った子供よりも、太り過ぎや肥満になるリスクが低いことを明らかにしたと発表しました。
ママと赤ちゃん

研究では、重要な交絡因子を調整しながら、生後6~7カ月の時点での栄養と、子供が7歳および8歳の時点での過体重や肥満との関連の検討が行われた。

 

その結果、生後6~7カ月まで母乳だけを与えられて育った子供は、粉ミルクだけで育った子供よりも、7歳の時点で太り過ぎになるリスクは15%、肥満になるリスクは45%減少することが判明した。8歳の時点でも同様の結果となったとのことで、これにより母乳育児が子供の肥満予防に効果があることが示されたとの結論を得たという。
マイナビニュースより

 

母乳は乳児に栄養を与える手段としてもっとも好ましい方法とされていて、しかもママのおっぱいから直接飲めば、いつもちょうどいい温かさで飲めるのでいいのだそう。
健康上の利点が多いことは知られていて、母乳育ちのほうが知能指数もいいとか。

 

ただ母乳と肥満の関係はずっと議論がされているらしいですが、関係ないというのが主流だったそうで、今回新しい発見となったようですね。

 

今回は肥満になるリスクをチェックしたデータだけなので、母乳の何がいいのか、ということはこれからの研究なんだそう。
それがわかれば、人工乳ももっと乳児の健康にいいものにできるのかも。
でも人間の体は摩訶不思議。母乳で育てるのがやっぱりいいのかな。


 


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