ジャンクフードに課税!肥満税(FAT TAX)って何?

ジャンクフードに課税!肥満税(FAT TAX)って何?

ハンバーガー

世界には不健康に太る原因となるジャンクフードに税金をかけるFAT TAX(日本では肥満税と訳されています。)を導入している国があります。

以前、このサイトでも以下のようなアメリカの肥満税に関する情報を掲載しました。


アメリカでジャンクフードに税金が掛けられることに!

マイクロダイエットのダイエット情報サイトによりますと、肥満大国アメリカでジャンクフードに税金が掛けられることになったそうです。

 

「世界第2位の肥満大国アメリカでは(1位はメキシコ)、肥満問題や糖尿病の抑止に繋がるとして「ジャンクフード税」が、2015年4月から導入されました。」

 

アメリカ全土ということではなく、肥満や糖尿病患者の割合が高い先住民居留地ナバホ自治区での導入です。
課税対象は、炭酸飲料やスナック菓子、ファストフード、揚げ物、脂肪分が高い肉の缶詰などで、通常お買物で払う税率にさらに2%が上乗せされます。

 

 

「自治政府は栄養価の低いジャンクフードへ課税することで食習慣を改善し、医療費の削減に繋げたいと考えており、税収はスイミングプールの建設や野菜の栽培、食育などに充てる方針とのことです。」

 

肥満や生活習慣が大きな原因となる糖尿病は悪化すると様々な合併症を引き起こします。
もし透析が必要になると非常にお金がかかります。
そのため、糖尿病患者本人にも政府にも大きな負担となります。

 

糖尿病は日本人にも多い

ナバホ自治区は貧困率が高く生鮮食品が揃う大型スーパーが極端に少ないことで、安価で手軽なファーストフードなどの消費が増えるのが問題ということですが、ヘルシーな食べ物が手に入りやすい日本でも糖尿病の問題はあります。

 

日本人はBMI値がそれほど高くなくても糖尿病にかかりやすい体質といわれているからです。

 

厚生労働省の平成25年「国民健康・栄養調査」では「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性 16.2%、女性 9.2%。

 

また糖尿病による死亡数は年間1万4千人近くにのぼります。

 

 

「高カロリー・高脂肪の食品は、ドラッグと同じように中毒性があるという実験結果があります。」

 

詳しい実験の内容はマイクロダイエットサイトでご覧いただくとして、実は砂糖(精製された糖質)もマイルドドラッグといってもいいようなものだということをご存知でしょうか?

 

甘いものを少しの間我慢して久しぶりに食べたらやめられなくなった、なんてことがあったら砂糖中毒になっているかもしれません。

 

ジャンクフードや甘いお菓子は、食べれば食べるほど、もっと食べたくなる傾向があります。

 

「ファストフードやカップラーメン、市販のお菓子を食べる頻度が高い人は、なるべく少なくしていきましょう。

 

そのジャンクフードが本当に必要なのかどうか、食べる前に自分に問いかけてみてください。」(マイクロダイエットネットより)

 

元になった記事(マイクロダイエットネット):http://microdiet.net/diet/000508.html

 

マイクロダイエットネットは、ダイエット食品のマイクロダイエットの関連サイトです。

 

 

(過去記事はここまで)

 

肥満税 FAT TAXについて(ここから追記)

ソーダ

上の記事はアメリカの肥満税に関する話題でしたが、アメリカ以外でもこのような不健康な食品に課税をしている国があります。

 

ソーダ税

アメリカでは、2015年1月にカリフォルニア州バークレーで、ソーダ税(1オンス1セント)、2017年にペンシルベニア州フィラデルフィアでもソーダ税がスタート。ソーダ税は、砂糖が添加されている飲料への課税です。

 

ただ、アメリカは食品業界の圧力が強く、なかなかジャンクフードに税金をかけるということは難しいらしいですね。

 

ソーダ税のように甘い清涼飲料水に税金をかけている国はけっこうあります。
フランス(2011年12月より)、イギリス(2018年4月より)、タイ(2017年より)、ポルトガル(2017年より)、フィリピン(2018年より)が課税国です。

 

ジャンクフード税

ジャンクフードに課税している国もあります。

 

ハンガリーは、ポテトチップス税ということで、まさにジャンクフードへの課税を2011年9月に開始しました。ポテトチップスだけじゃなく、砂糖を入れた清涼飲料水や塩分・糖分が多いケーキなども課税対象です。

 

ルーマニアも2010年からジャンクフード税を導入しています。

 

 

日本で糖尿病が強く疑われる人が増えている

上の記事が掲載された当時、厚生労働省の平成25年「国民健康・栄養調査」では「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性 16.2%、女性 9.2%でした。

 

令和元年(平成31年)(2019年)の調査では、男性19.7%、女性10.8%が「糖尿病が強く疑われる者」(HbA1cの測定値が6.5%以上または糖尿病治療受診中)となっています。これは、2009年以降で最も高い数値になっているそう。

 

2019年の同調査で、BMI値(体格指数)が25以上の肥満判定の割合は、男性33.0%、女性22.3%。男性は3分の1が肥満となっています。

 

2019年のアメリカの肥満者について調べてみると、なんとBMI値が25以上の人が67%にも上っていました。やせと標準の人は合わせて32.3%。

 

比較してみれば日本人はまだまだだいぶ痩せている感じがしてしまいますね。肥満税が導入されることはまだなさそう?

 

とは言え、体重が重いだけならいいですが、血液の数値などには注意して、健康を維持していきたいですね。

 



 


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